インド進出を目指す企業のビジネスパートナー、マーケティングリサーチ&コンサルティングならインフォブリッジへEN

★世界に羽ばたくインドのIT人材!各国企業のアプローチも増加傾向に★ インフォブリッジ通信 Vol. 15

メルマガバックナンバー掲載中!

インフォブリッジでは、過去に配信したメルマガを弊社公式ウェブサイト上にて公開しております。お時間がなく読み飛ばしてしまった方、もう一度あの記事を読みたい、という方は是非こちらより、バックナンバーをご覧になってください!

■ Pick UP! News

[GoogleやMicrosoftのCEOもインド出身!世界に羽ばたくインド人材の採用が各国で増加傾向に]

インドは、毎年150万人のIT学生が大学を卒業する世界トップクラスのIT大国です。GoogleやMicrosoft、Adobeといったグローバル大手IT企業のCEOはインド出身者であり、世界一のスタートアップエコシステムを形成するシリコンバレーの10%以上はインド人と言われる程、インドIT人材は世界で活躍しています。

外資系大手企業の多くは、既にインド国内の大学でのIT人材の採用活動を積極的に行っており、特にIIT(インド工科大学)やNIT(国立工科大学)といった、国内トップ級の大学の学生には、初任給で年収600万円以上といった高額オファーを提示するなど、優秀なIT人材獲得のために多くの費用をかけています。

日本では、インドのIT人材というと連想されがちなのは、IITなどトップ級の工科大学が中心ですが、インドにはIITに限らず、たくさんの優秀な工科大学があります。

デリーやムンバイといった大都市に限らず、南インドのAndhra Pradesh州にあるVisakhapatanam(Vizag)やTamil Nadu州のCoimbatoreといった地方都市にあるセカンドトップと分類される大学にも、優秀な学生は多く、その中でも上位層の学生はAmazonやMicrosoft、BoschやGEといったグローバル大手企業に就職しています。しかしながらこういったことがあまり知られていないのも事実です。

インド国内にも、多くのIT企業やスタートアップはありますが、現在のインドの就職状況はかなりの「就職難」であり、特に地方大学の学生は、就業機会自体が少なく、優秀な成績で学位を取ってもなかなか就職先が見つからず、苦肉の策として、学生ローンを借りて大学院へ進み、次の就職機会を目指す学生や、卒業した後に就職浪人として就職活動を続ける学生、家族の都合で仕方なく今就ける仕事(多くが非エンジニア職)に就くというケースが多々発生しています。

それ故、インドIT学生は、国内外に関わらず、就業機会をできるだけ掴みたいと考えている学生は少なくありません。しかし、インドIT学生が就職先として考える外国企業というと米国や欧州の会社が多く、まだまだ日本企業の知名度は低いのも事実です。そのため、まずはインドIT学生に、日本企業について知ってもらうこと、そしていかに彼らにとって日本企業が魅力的に映るよう働きかけるかが、今後、インドのIT人材を獲得する上での大きな鍵となるのではないでしょうか。

日本に目を向けると、多くの企業がエンジニア不足で悩んでおり、そしてこの傾向はこれからさらに強くなっていくことが予想されます。

このような背景の中、一度、本気でインドIT人材の採用を考えてみることで、日本のエンジニア不足の課題解決、加えてインドが抱えている就職難の課題解決といった双方の課題解決につながり、日印両国にとって良い流れを生み出していける大きなきっかけになるのではないでしょうか?

※インフォブリッジでは、インドに関するお問い合わせを随時受け付けております。インド関連の情報やビジネスについて、興味・質問のある方は、是非こちらよりお気軽にお問い合わせください!

■ インド日系企業関連ニュース

2019年3月に発表されたインドにおける日系企業に

関する主なニュースは、

【3月4日】ウーグウェイ、インド人ITエンジニアと日本企業を結ぶ掲載料無料の転職・就職サイト「IT Jobs Japan」をオープン

【3月15日】ヒューマンリソシア インド国立工業大学など3校と覚書を締結し、優秀なIT人材輩出国であるインドからの採用を強化

【3月27日】GROUND、AI物流ソフト開発加速へ、インドMEC大学と半導体研究

【3月27日】セブンイレブン、ムンバイに8店舗を設置へ

その他3月のインド日系企業関連ニュースは、

こちらをクリックしてご覧になってください!上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インドEラーニング市場~

ネット普及に伴い拡大・多様化が進行、教育機会をより

広く提供するため国も注力。世界の財団や投資家からも

注目を集める

[市場動向]

インドのEラーニング市場規模は2021年には19億6,400万米ドルに到達する見込み。そのジャンルは初等・中等教育補助から高等教育、趣味分野等と幅広い。市場をけん引しているのはインターネットおよびスマホの普及であり、これらを背景に中小都市など教育の行き届きにくかった地域へ浸透しつつある。

[現地トレンド]

インド人材開発省は2014年3月からオンラインのIITs・IISc認証コースを開始。マイクロソフトやIBMなど大手グローバル企業がインド企業・政府機関と組みEラーニングを提供するとともに、Byju’sをはじめとする学校補習教育を中心とした教育テックスタートアップ等が数多く登場し、ソフトバンクを含む外資企業・投資家からの投資を呼び込んでいる。

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!

■ インド展示会/イベント情報

1) 5th Smart Cities India 2019 Expo

今回で5回目の開催を迎えるインド国内最大規模のスマートシティ関連展示会イベント。2018年には16,000名以上が来場し、370社以上の出展社が集結。グリーンビルディングやスマートエネルギーなど、多岐に渡ったスマートシティ関連プロダクトやソリューションが展示される。

2) Medicall 23rd Edition

インド最大の医療機器展示会イベント。毎年複数回開催、複数都市にて同展示会は実施されており、7月にはチェンナイにて実施される。同展示会は、B2B向け医療機器がメインの対象分野になっており、約750超の企業が展示社として参加し、1,000名以上の病院オーナーおよび経営者を含む約17,500名の来場者が20ヵ国以上参加すると予測されている程大きなイベントである。

  • 開催日時: 2019年7月26日(金)~7月28日(日)
  • 場所: Chennai Trade Center (Chennai)
  • 主催: Medexpert Business Consultants
  • URL: https://www.medicall.in/