インフォブリッジでは、インドにおける豊富なパートナーシップ連携により、日本企業様のオープンイノベーション促進事業を展開しています!ハッカソンやアイデアソンをはじめ、国内大手メイカースペースとの連携によるワークショップイベントなど、オープンイノベーションに繋がるイベントの企画・運営を実施しています。
参考: 「インドハッカソンとは」
「インドのメイカースペース運営MAKERS ASYLUM FOUNDATIONと協業を開始」
■ Pick UP! News
[都市部生活者やミレニアル世代を中心に、エンタメコンテンツ以外でもサブスクモデルのサービスが成長!]
インドのエンタメと言えば、ボリウッドに代表される映画・音楽が挙げられます。今までは映画館や自宅のテレビでしか楽しめなかったものが、今やスマホやPCでオンデマンドで楽しむことができるようになっており、エンタメコンテンツ配信サービスは人気を獲得しています。
この背景にあるのは、2016年に携帯キャリア大手のReliance Jioがデータ通信料の95%オフという破壊的プロモーションを行ったことにより、キャリア各社が一気にデータ料金を格安にしたことがあります。これにより、多くの人が大量のデータを低料金で使うことができるようになり、スマホでコンテンツを楽しむということが現在では一般化しています。
今日では、1億人以上のインド国民がストリーミングコンテンツを視聴していると言われており、ボリウッド映画はもちろん、ハリウッド映画やサービス別のアプリ限定オリジナルコンテンツのストリーミング配信サービスが人気を博しています。
また、映画コンテンツだけでなく、音楽ストリーミングサービスも人気です。こちらも、今年4月にアクティブユーザー数が1億人を突破したという、地場大手「Gaana」「JioSavaan」の他、Google Play Musicといった外国生まれのサービスもインドに上陸しており、多くのサービスが国内で展開されています。
また、サブスクリプションサービスの展開は、エンタメ業界だけでなく、フードサービス業界にも広がっています。レストラン検索およびフードデリバリーサービスを展開し、インド版食べログとも言われているZomatoでは、年間会員サービスを提供しています。年額1000ルピー(約1700円)を支払い、ゴールド会員になることで、Zomatoのパートナーになっているレストランで食事をする時には、1~2品のフードやドリンクが無料で提供されるサービスを受けることができます。
また、インドで急成長を続けるフードテックのスタートアップInnerChefが展開するヘルシーフードブランド(Healthie)では、朝食・ランチ・夕食と、それぞれヘルシーなメニューが豊富に用意されており、一回限りでのオーダーもできますが、週単位でのサブスクリプションオーダーも可能になっており、健康志向が高まる都市部を中心に人気を獲得しています。
それ以外にも、女性用コスメのサブスクリプションサービスを展開するGloBox、国内大手オンラインスーパーのbig basketによる定額ミルクデリバリーサービスなど、エンタメだけでなく、多岐に渡る分野でサブスクリプションサービスが広がってきています。
インドでは、特に若い世代を中心に新しいネットサービスが取り入れられることが多く、特にエンタメコンテンツに関しては全てスマホ上で楽しむという若者も少なくありません。このような背景の中、エンタメコンテンツに限らず、他の業界でもどう変化が起こっていくのか?というところに注目していくところで、インドの消費者の今を理解することに繋がるのではないでしょうか?
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■ インド日系企業関連ニュース
2019年4月に発表されたインドにおける日系企業に
関する主なニュースは、
【4月2日】セブン-イレブン、インド初出店先は全てムンバイ
【4月12日】インド工科大学ハイデラバード校とNTT-AT、産学連携協業の加速に向けMOUを締結
【4月23日】インド人高技能エンジニア特化型人材派遣・紹介サービス『WorldHR』提供開始のため新会社設立
【4月23日】日本のVC、インドの新興医療関連企業に19億円出資
その他4月のインド日系企業関連ニュースは、
→こちらをクリックしてご覧になってください!上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。
■ 業界情報
~インドメディア&エンターテインメント市場~
市場は堅調に伸長する中、デジタル広告、アニメ、VFX、ゲームが大幅に伸長。スマホ普及に伴い、モバイルを活用したメディアへの移行が進み、日本・インドのコンテンツ制作コラボなどの動きもみられる。
[市場動向]
インドのメディア&エンターテインメント市場規模は、年率13.1%で成長し、2023年には2兆6,602億ルピーに達すると予測されている。その内訳は2016年でTV47%、紙媒体24%、映画11%、デジタル広告やアニメ・VFX(ビジュアルエフェクツ)、ゲームはまだその割合は10%に満たないものの、その年伸長率はデジタル広告28%、アニメ・VFX16.4%、ゲーム16.2%と全体成長率10%を上回っている。
[現地トレンド]
アニメ・ゲーム制作を手掛ける企業も増えており、日本企業も進出。最近では日本アニメの浸透のための活動なども行われている。2017年にインド政府はインド初の世界レベルのアニメーション・VFX等のトレーニングセンターの設立を承認するなど、政府政策による奨励も進んでいる。
詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!
■ インド展示会/イベント情報
包装業界の国際展示会で、今回で9回目を迎える。包装機械メーカー、包装材料メーカー、包装設計企業などが対象。2018年の第8回では91社が出店、3日間で8,755人が訪れた。
2) Agri Intex 2019
第19回目となる農業業界の国際展示会。農業関連の他にも、バイオテクノロジー、養殖、灌がいなど近代技術も多く展示される。政府関係者、農家、卸・小売、教育関係者が集う。
- 開催日時: 2019年7月12日(金)~7月15日(月)
- 場所: CODISSIA Trade Fair Complex (コインバトール)
- 主催: CODISSIA
- URL: http://www.agriintex.codissia.com/