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★変化著しいインド人の生活スタイル!各種サービスの利用傾向に大きな変化が!?★ インフォブリッジ通信 Vol. 19

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■ Pick UP! News

 [インドも突入!シェアする時代。テクノロジーの導入で進むインドのシェアリングエコノミー]

欧州や米国などの先進国に限らず、東南アジアなどの途上国でも多くの人の生活に浸透しているシェアリングエコノミー。インドでもそれは例外でなく、様々な業界でシェアリングサービスが生まれています。

世界で展開しているライドシェアアプリの「Uber」はもちろん、インド発のライドシェアアプリ「OLA」や、自身が持っているマイカーやバイクを使用しない時にレンタルで他人に貸すことができる「Drivezy」など、交通関連でのシェアリングサービスをはじめ、インドでは続々とシェアリングサービスが生まれてはユーザーを獲得しています。

シェアライドやレンタカーアプリは、多くのメディアで紹介されていますが、インドのシェアリングエコノミー市場は交通関連だけでなく、金融(Peer-to-Peer)、アパレル、フード、コワーキングスペース、農業などの幅広い分野で展開が進んでおり、それぞれが多くのユーザーを獲得し、ユーザーはシェアリングサービスを活用することで、より便利な生活を手に入れています。

例えば、今後大きな成長が期待されているインドの女性アパレル市場では、服のレンタル事業が台頭しており、デザイナー製品をはじめとする高級服のレンタル市場規模は年間22%増で成長しています。需要増加の背景には、特別な時(結婚式やパーティー時)にだけ着たい高級服の需要、購入するには手が届かない消費者の懐事情なども相まって、需要が高くなっています。レンタルアパレルサービスを展開するスタートアップの数も10社以上登場しており、日系のベンチャーキャピタルの投資を受けているスタートアップもあります。

農業分野では、農業機材を時間貸しで農家に提供する農機レンタルサービスを展開するスタートアップなどの出現により、小規模で機材を購入する余力がない農家でも機材を活用することで、農作業の効率化、より高い収穫量の実現化を可能にしています。

消費者向け(B2C)のサービスだけでなく、自社のビジネスシステムにシェアリングを導入している会社も最近では増えてきました。例えば、フード関連のスタートアップでは、自社でキッチンを構えて料理を提供する店内飲食店型のようなサービスではなく、調理設備が完備された施設をシェアし、デリバリーのみで料理を提供するクラウドキッチン型のサービスを提供するような会社も台頭しています。

インドのシェアリングエコノミーの中心にいるのは、ミレニアル世代であり、彼らが新しいサービスをどんどん取り入れることで、様々な業界でのシェアリングサービスが成長しています。また、環境にやさしく、家計的にも助かる等、ベネフィットを多く感じることができるのも、シェアリングエコノミー需要増の一つの要因です。投資の視点から見ても、インドのオンラインシェアリング投資額は、2010年~2014年の間で約46倍の増加(2,400万USD→11億1,620万USD)を記録しており、かなりの期待値が伺えます。

今後のインドのトレンドを考える際には、いかにミレニアル世代を巻き込むことができるかが、一つの大きなポイントになるのではないでしょうか?

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■ インド日系企業関連ニュース

2019年7月に発表されたインドにおける日系企業に

関する主なニュースは、

【7月1日】インドで進むAI医療 新興企業がけん引、日系も参入

【7月9日】ココイチ悲願のインド進出に潜む三井物産の狙い

【7月13日】農業技術、官民でインドに売り込み 試験的な畑で「営業」 

【7月17日】ユニクロが10月にインド初出店 立て続けに3店開業へ 

その他7月のインド日系企業関連ニュースは、

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■ 業界情報

~モビリティ市場~若者層を中心に浸透・拡大が進むシェアリングモビリティ、自動車メーカーもこれらソリューションへの取り組みを始めている

[市場動向]

慢性的な渋滞や駐車場不足により、自家用車の消費者層が減少、メトロなどの公共交通機関やカープールなどのサービスを利用する層が増えている。インドでも例外ではなく、Uberのような配車サービスだけでなく、ライドシェア、レンタルプラットフォームなど、テクノロジーを活用したスタートアップが登場し、ラストマイルコネクティビティや公共交通のマルチモーダル化に貢献している。

[現地トレンド]

こういった状況を受け、政府や自動車メーカーは、シェアモビリティへの研究や投資を積極的に開始している。配車サービスに適した車両開発や、シェアモビリティを実現するスタートアップへの投資、公共交通へのシェアモビリティの導入など、内容はさまざまだが、将来の市場の変化に迅速に対応していく形だ。

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!

■ インド展示会/イベント情報

1) Digital Payments South Asia

デジタルペイメントに関するインターナショナルカンファレンス。中国などアジアでも開催実績あり。各国のカード会社、ATMサービスプロバイダー、IT企業などが参加する。

2) World Food India 2019

食品加工省主催の国際展示会、2回目の開催となる。60か国から800社以上が出展、来場者数は7万5千人、商談件数9千件が見込まれている。食品の調理実演、ハッカソンなども予定されている。

  • 開催日時: 2019年11月1日(金)~4日(月)
  • 場所: Vigyan Bhawan、Rajpath (デリー)
  • 主催: Ministry of Food Processing Industries
  • URL: http://www.worldfoodindia.gov.in/