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★謹賀新年! 2020年、一気に加速する日印経済連携!?★ インフォブリッジ通信 Vol. 24

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インフォブリッジでは、昨年2019年にサービス領域を広げました。既存ビジネスに加え、オープンイノベーションや新規事業開発促進のためのハッカソン運営やIT人材採用のサポート等々、様々なチャレンジをして参りました。(サービス一覧はこちら

今後もより一層日系企業様のインドビジネスのお力になるべく精進して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。

2020年もインフォブリッジを宜しくお願い致します!

■ Pick UP! News

[オープンイノベーションや日系企業のインド進出!2020年は日印経済連携が加速化へ!?]

みなさま、2019年はどんな1年だったでしょうか?

様々なことが起こった1年だったかと思いますが、インドと日本の二国間にとっても、大きな変化のあった年でした。

2019年は、日本企業のインド進出や出店が加速。例としては、牛丼チェーン店の「吉野家」がインドの新興都市グルガオンに第一号店をオープン。他にもカレーのCoCo壱番屋が出店計画を発表するなど、日本発の飲食ブランドが続々インドに進出および進出準備をしています。小売業では、ファーストリテイリングが首都デリーとグルガオンにユニクロを複数店舗オープンさせました。コンビニエンスストア大手のセブンイレブンはインド最大の商業都市ムンバイでの出店を進めています。年末には、酒類大手のサントリーがインド市場専用ウイスキーの発売を発表しました。

小売・飲食関連以外では、現地IT・テックへの出資、および自社R&D(研究開発)拠点の設立などがニュースになりました。R&D拠点は、朝日電装やソニーがバンガロールに設立。IT・テック企業への出資は、NECが、農村地域へのITサービスを展開する政府系企業CSCに出資、ソフトバンクが眼鏡D2CスタートアップのLenskartに出資、三菱商事によるヘルスケア企業のサスタサンダー・ヘルスバディへの出資などがあげられます。

今まで、日系企業のインド関連ニュースでは、自動車業界をはじめとした製造業が中心でしたが、昨年はさまざまな業種に広がっており、各社動きが活発になっていることが分かります。

2020年は、日系企業によるインドスタートアップへの投資やインドIT人材の採用活動の促進など、日系企業によるインドビジネス活動が更に増えていくことが考えられます。

では、日印連携によって日本企業が得られるベネフィットとは何なのでしょうか?

例えば、以下のようなことが挙げられます。

1)人口13億人の巨大マーケットへのアクセスを得る。

2)英語と数学に強い優秀なIT人材が活用可能になる。

3)自社の強みとインド企業の強みの融合。

4)インドを拠点にした他国展開の足がかりを掴む。

5)リバースイノベーション(=新興国で生まれたイノベーションを先進国に適用)のきっかけを創り、日本でのビジネスチャンスを広げる。

etc.

他にも多々ありますが、日印連携およびインド進出によって得られるベネフィットは日本企業にとって非常に大きなものであると考えられます。インドに進出している日本企業の数は約1,500社と、まだまだ数字的には少ないですが、年々進出企業数は増えています。

加えて、近年では、日本におけるITエンジニア不足が深刻化の兆しを見せている背景もあり、インドに進出していなくとも、インドのIT人材採用のために頻繁にインドを訪問する日本企業も増えてきています。

さて、2020年といえば東京オリンピックが開催されるということもあり、日本では開催時期の夏までオリンピックモード一色になることが予想されますが、オリンピック後にはどうなるのか?というのを頭の片隅に入れて考えて、今後のビジネス戦略を考えてみる良い機会ではないかと思います。過去の歴史から見ても、夏季オリンピック後の開催国の経済・景気は下がる可能性が高いと言われています。唯一、オリンピック開催後の不況に陥らなかった国がアメリカと言われており、1996年のアトランタオリンピックの後でも、同時期に起きたIT革命(この時期にAmazonやGoogleが誕生)により、新たな雇用が生まれ、新たな経済発展につなぐことができました。成長産業や成長地域を見極め、その波に乗ることは非常に重要で、オリンピック後に実際に不況の波が来てから「どうしようか?」と対策を打つより、今の時点でどこに攻めていくのかを考えてみて、その中の一つとして日印連携によるインド市場進出も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

それでは、2020年が皆様にとって素晴らしい1年になること、そして更に日印連携が加速化することを祈りながら、引き続き、日系企業様のインドビジネスのサポートをさせていただきます。本年もどうぞ宜しくお願い致します!

※インフォブリッジでは、インドに関するお問い合わせを随時受け付けております。

インド関連の情報やビジネスについて、興味・質問のある方は、是非こちらよりお気軽にお問い合わせください!

■ インド日系企業関連ニュース

2019年12月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【12月5日】ネクスティ、インドに技術・開発サポートを行うテクノロジーセンター開設

【12月16日】サントリー、インド市場に参入 世界最大市場に攻勢

【12月23日】ヤマハ発動機、インド排ガス規制対応のスクーター

その他12月のインド日系企業関連ニュースは、

こちらをクリックしてご覧になってください!上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インド不動産市場―RERA施行後供給は回復傾向、日本企業も進出へ~

 [市場規模・動向]

インドの不動産市場は2017年時点で1,200億米ドル規模、2017年に、従来の行き過ぎた売り手優位の市場構造や不透明な商慣行の是正、多発する工期の大幅な遅延の解消を目的として施行された不動産開発・販売規制に関する法律RERAの施行前後、一時停滞した不動産供給は、昨今回復傾向にあり、2030年には1兆億米ドル規模にまで伸びると予測されている。

[現地トレンド]

日系企業のインド不動産市場進出も相次いでいる。2018年9月、三菱商事がインドの不動産事業に参入を発表。ベンガルル拠点のディベロッパーShriram Propertiesと提携、チェンナイの大規模マンション建設計画「ShriramPark 63」に出資する。投資額は18億ルピー。2019年7月には住友不動産が現地法人を通じ、ムンバイBKC地区でオフィスビル用地を223.8億ルピーで落札。土地の規模は12,486平方メートルで同地区最大級のオフィスビル用地となる。

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!

■ インド展示会/イベント情報

1)2020 Auto Expo the Motor show

1986年から続く国内最大のモーターショー。2年に1回の開催で、2018年は11万人超が来場、1,200社超が出展。部品展も別会場で同時開催。

開催日時: 2020年2月7日(金)~12日(水)

場所: India Expo Mart(グレーターノイダ)

主催: Society of Indian Automobile Manufactures

URL: http://www.autoexpo-themotorshow.in/

2) Medicall

国内最大級の医療機器産業の国際見本市。海外企業も約20か国から出展する。2019年は760社が出展、約1万6千人が来場した。

開催日時: 2020年4月3日(金)~5日(日)

場所: Hitex Exhibition center (ハイデラバード)

主催: Medexpert Business Consultants

URL: https://www.medicall.in/