インド進出を目指す企業のビジネスパートナー、マーケティングリサーチ&コンサルティングならインフォブリッジへEN

★EVシフトの波はインドにも! 政府後押しで普及が進む電気自動車★ インフォブリッジ通信 Vol. 25

■インド人材、発掘してみませんか?

先日、IBMが8年ぶりのトップ交代人事で新CEOにインド人を選出しました。世界でインド人材獲得合戦が始まっている中で、御社もインド人材発掘登用、検討してみませんか?

インフォブリッジでは、既存ビジネスに加え、オープンイノベーションや新規事業開発促進のためのハッカソン運営やIT人材採用のサポート等々、みなさまの様々なチャレンジを応援しております。(サービス一覧はこちら

■ Pick UP! News

[万年電力不足のインドでEV化!?本当です、インドは動き出せば早いのです]

インド政府が「2030年までに国内を走る全自動車を100%電動化する」という突飛な政策を発表したのは2018年。国内外で大々的に報道されたこの出来事、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

その後政府は「100%」は撤回しましたが、EV普及に向けて次々と政策を打ち出しています。代表的なものは、2015年スタートの「FAME」の2019年からの後続政策となる「FAME2」。予算総額は1期の10倍以上になりました。EVインフラがまだまだ、と言われている一方で、昨年4月にはパナソニックがEV充電網整備を検討、先月には三井物産がEV二輪モーター生産への参入を表明するなど、日系企業もインドのEVインフラ市場に商機を見出し、投資を加速しています。

しかしいくら補助金が出るからと言っても、一般モデルと比較すると二輪、四輪ともに電動モデルは高額であることは否めません。そんな中でじわじわと広がってきているのが電動オートリキシャやタクシー。デリーメトロの駅下には、黄色のオートリキシャの隣に、見慣れない4人乗りの乗り物が。実はこれが、「電動オートリキシャ」なのです。走行ルートは決まっており、乗り降り自由で10ルピー。値段交渉不要、モバイルアプリでの支払いも可能です。そして最近ちらほら見かけるようになった車両ナンバーが緑色プレートの「電動タクシー」です。(※古い車両は商用車用の黄色プレートですが、順次緑色に切り替わるそうです)。Lithium Urban Technologiesは2015年創業の電動タクシースタートアップ。EV市場のパイオニアである地場M&Mが車両を提供しており、その台数は先月1千台を突破、さらに2年で倍増を計画しています。インド政府はUberなどの配車サービス会社に対し、2026年4月までに4割の車両をEV化する義務付けを検討しており、これが実現すれば、日常的にEVを利用できる機会がさらに広がります。

大都市を中心に、大気汚染が世界一深刻、と言われるインドでは、マスクや空気清浄機といった製品が急速に普及しています。インドのために、環境に優しい行動を。自国愛が人一倍強い国民性ゆえに、その思いが強い消費者はたくさんいます。政府の力強い政策と、民間による積極投資と、消費者の意識改革が掛け合わさったインドのEV市場、勢いのある拡大に乞うご期待、です。

※インフォブリッジでは、インドに関するお問い合わせを随時受け付けております。

インド関連の情報やビジネスについて、興味・質問のある方は、是非こちらよりお気軽にお問い合わせください!

■ インド日系企業関連ニュース

2020年1月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【1月10日】インドのトヨタ店が「あえて2回洗車」するワケ

【1月15日】救急車近づくと青信号に ゼロ・サム、インドで実証実験

【1月25日】ワコール、インド市場攻略の期待と不安

その他1月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インドハイブリッド・電気自動車市場―EVは二輪・三輪が先行、商用車開発も進む~

 [市場規模・動向]

インドの電気自動車販売台数は2018年度約76万台、前年比30%を超える伸びを見せたが、二輪・三輪が先行しており、四輪車は3,600台にとどまる。2019年4月に政府のEV普及政策の第2弾にあたる「FAMEII」が開始されたものの、商用車に重点が置かれ、二輪の対象車種も大型にシフトするなど、EVの普及促進の後押しには今一つだが、GSTの低減による効果も期待される。

[現地トレンド]

インド車メーカーは、自社グループの連携による、より安価なEVの実現、多国籍企業とのJVなど、技術開発・新規開発等に積極的な姿勢を見せている。またEVに欠かせないバッテリー技術や、チャージングステーションなどへの取り組みを見せるスタートアップも様々なOEMなどとの提携により、その業容を拡大しつつある。

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!

■ インド展示会/イベント情報

1)India SMART UTILITY Week 2020

スマートエネルギー/スマートシティの分野における次世代のテクノロジーおよび製品が展示される。2019年は21か国から1,800人以上が参加した。

開催日時: 2020年3月3日(火)~7日(土)

場所: The Lalit Hotel(ニューデリー)

主催: India Smart Grid Forum

URL: http://www.isuw.in/

2) Medical Fair

国内最大級の医療機器産業の国際見本市。海外企業も約300社出展する。2018年は537社が出展、約1万2千人が来場した。

開催日時: 2020年3月5日(木)~7日(土)

場所: BCEC(ムンバイ)

主催: Messe Duesseldorf India

URL: https://www.medicalfair-india.com/