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★ココイチインド1号店も導入、新型コロナにより急速に進むデジタル化。人やモノと接触しないコンタクトレスはインドでもニューノーマルに! ★インフォブリッジ通信 Vol. 32

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★インドのキャッシュレス業界を徹底解説。★

2020年8月、「インドキャッシュレスレポート」を刊行しました。全47ページ、インド政府のキャッシュレス推進状況や、利用シーン別の浸透状況、新たな政府や企業の取り組みなどを体系的にまとめました。詳細はこちらをご覧頂き、お気軽にお問合せ下さい!

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[ココイチインド1号店も導入、新型コロナにより急速に進むデジタル化。人やモノと接触しないコンタクトレスはインドでもニューノーマルに!]

近年世界中で注目を集めている「デジタルトランスフォーメーション(DX)」。ITやデジタル関連の最新技術を導入し、業務や製品、サービスの効率化と利便性を高め、社会をより良い方向に変えていく動きです。インドはこの流れに先駆けて、世界最大のマイナンバー制度「Aadhaar」を軸にした行政の効率化や、電子決済(キャッシュレス)など、国家レベルのDXを推進してきました。

一方で、13億人を抱える人口大国インド。その人口は10年以内に中国を抜き、世界一位になると予想されています。すべての国民への働き口の確保、非熟練工の人件費の安さなどを背景に、DXが進まない産業もありました。客の人数よりも店員数が多いレストラン、小売店で手持ち無沙汰にしている大勢のスタッフ、駅やモールなどにたむろする多くのオートリキシャ運転手など、インドを訪れたことがある方は目にしたことがあるのではないでしょうか。

インドではDX導入よりも人を雇った方が安く済み、雇用も創出できる。この定説が、新型コロナウイルスにより覆されました。安全や衛生面の観点から、様々な工程において極力人の介入を少なくし、人と接触しなくてもモノやサービスの購買などが出来る「コンタクトレス」が3月のロックダウン以降、急速に普及しています。

先月首都デリー近郊の新興都市グルガオンにインド1号店をオープンしたカレーハウスCoco壱番屋。卓上メニューは設置せず、各自が自分の携帯でメニュー記載のQRコードを読み込む仕組みです。インド政府が開発した感染者との接触確認アプリAarogya Setuのユーザーに遠隔診療サービスを提供する「AarogyaSetu Mitr」、Byju’sなどが展開するEラーニングなど、コンタクトレスサービスのここ数か月の拡大は留まるところを知りません。

Masterカードが行った調査によると、コンタクトレス決済への移行が続くと考えている消費者の割合は日本62%に対しインド77%。現金の使用率を減らすと回答した割合は日本41%に対しインド49%と、いずれもインドの方がコンタクトレスへの受容性が高い結果となっています。安全を第一に考える消費者志向により、外食、医療、教育といった誰にも身近で様々な分野でのコンタクトレスが、インドでもニューノーマルとして市場を確立しつつあります。

いずれのサービスにも購入、決済が必要となります。現金主義が強かったインドも、高額紙幣廃止、新型コロナウイルスの拡大で半ば強制的にキャッシュレス決済が普及してきました。上述のような決済市場におけるコンタクトレスの現地トレンドも含めた「インドキャッシュレスレポート」、詳しくはこちらをご覧頂き、お気軽にお問合せ下さい!

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■ インド日系企業関連ニュース

2020年8月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【8月3日】壱番屋、インドの1号店開店 三井物産とデリー近郊で

【8月20日】凸版印刷、小中学校向けデジタル教材 インドでも展開へ

【8月27日】JAL、ヤマトグローバル/インド駐在員に日本からEC商品輸送

その他8月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インドの「コンタクトレス」推進~

インドのコンタクトレス支払いは、デジタルペイメントの浸透とともに普及が進んでおり、店頭やオートリキシャ等の公共交通でのPOSコード読み取りによる支払いといった、オンラインショッピング以外のリアルな場面での利用が増加。ソーシャルディスタンスの概念を普段の生活全体に取り入れる必要から、買い物体験やサービス提供にもコンタクトレスの導入が始まりつつある。

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