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★成長率はマイナスでもFDIは過去最高。EV、医療、飲食、DX、2020年の日系インド投資を総まとめ! ★インフォブリッジ通信 Vol. 35

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[成長率はマイナスでもFDIは過去最高。EV、医療、飲食、DX2020年の日系インド投資を総まとめ]

今年はインドに限らず、どの国の海外事業も大きな打撃を受けた年となりました。人の行き来が制限され、ソーシャルディスタンスをはじめとするニューノーマルが日常化する中で、様々な企業が様々な決断を行ってきました。

インドの感染者数はアメリカに次ぐ世界2位。インドのロックダウンは世界で最も厳しい政策のひとつとも言われました。インド中央銀行は2020年度の成長率をマイナス9.5%と予測するなど下向きな情報も多い一方で、インドが4-8月の5か月間に受けた海外直接投資(FDI)が過去同時期最高の357億米ドルであったことは、あまり知られていないのではないでしょうか。コロナ禍でも拡大するインド投資に含まれる、日系企業の投資動向をまとめてみます。

ロックダウン前は、EV市場への投資が続きました。三井物産が台湾メーカーと組み、日系企業として初めてEV二輪向けモーターの国内生産に向けて動き出し、ITSEVはEV向けリチウムイオンの市場を調査。テラモーターズはIoT対応のEV三輪を発売しました。

4月以降は新型コロナウイルス対策に日系企業が活躍。マルチ・スズキが人工呼吸器の国内生産を開始したのを皮切りに、丸山製作所の農薬散布機はハイテク消毒機としてデリー首都圏で道路・家屋の消毒に使用され、SNSで話題となりました。7月には消毒液の大手メーカーサラヤが地場企業を買収、衛生・手指消毒に対する意識が急速に高まる消費者ニーズを的確につかみ、絶好のタイミングで市場参入しました。同じく7月にはニプロが地場同業を買収、人工透析事業を強化しています。

8月には壱番屋がインド1号店をオープン、インドで日本のカレーが食べられると、日本人・インド人の両方から人気を獲得しています。9月にはオリックスがインドの再エネ企業に1千億円を出資。10月にはラクスルが産業DX需要獲得に向け、バンガロールに開発拠点を設立、協和精工が海外初進出拠点としてインド合弁会社の2021年設立計画を発表しました。11月には三井住友銀行が南部に新拠点を設立し、620億円を増資。今後増加が期待される日本企業のインド事業進出・拡大の資金需要に応えます。

上記の事例はほんの一部ですが、日系企業だけでもこれほど多業種の企業がこの状況下でもインド投資を実行しています。まさにインドへの投資は今である、という状況を逃さないためにも、2021年に向けたインドでの事業開発、インフォブリッジがお手伝いいたします。是非お気軽にお問合せ下さい

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■ インド日系企業関連ニュース

2020年11月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【11月4日】日本で開発、インドで生産 日産の新型SUV「マグナイト」

【11月18日】サイバーダイン、インドの大手病院に装着型ロボを出荷

【11月27日】情報通信、インドと連携 5Gや光ケーブル売り込み

その他11月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インド消費者はどう変わりつつあるのか?―生活面からの商品・サービス利用の変化~

新型コロナウイルスの影響で、商品の売上にも変化がみられる。衛生用品など直接関係する商品だけでなく、生活の変化の観点から変わりつつある需要もある。インドに見られる変化は何か?

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!