インド進出を目指す企業のビジネスパートナー、マーケティングリサーチ&コンサルティングならインフォブリッジへEN

★謹賀新年!世界の健康大国入りを目指すインド、ヘルスケア市場には日系進出もさらに加速★インフォブリッジ通信 VOL. 36

■インフォブリッジからのお知らせ

★メルマガ読者の皆様、明けましておめでとうございます★

今後もより一層日系企業様のインドビジネスのお力になるべく精進して参りますので、2021年もインフォブリッジを宜しくお願い致します!

好評連載中「直撃インタビュー!インドはコロナでどう変わった?

弊社インド在住スタッフがインド人にインタビュー。6回にわたり現地の生の声をお届けしていきます。お楽しみに!

■ Pick UP! News

[健康大国を目指すインド、相次ぐ日系企業の未病ヘルスケア市場参入と最新動向を探る!]

Health is better than wealth(健康は富に勝る)。どんなにお金があっても、健康な体でなければそれを楽しむこともできません。しかし、大量の油や砂糖・塩が使用されるインド料理、運動不足や夕食直後に寝るなどの習慣などがたたり、今やインドは糖尿病患者数が世界2位、肥満や生活習慣病も蔓延しています。

インド政府による国民1人あたりの医療費支出は2014年度の1,008ルピーから2019年度は1,944ルピーに倍増。公的医療支出全体の年平均成長率は15%に上り、新型コロナウイルスが拡大する前から、支出抑制は喫緊の課題でした。

こうした現状を受け2019年8月、モディ首相肝いりの健康増進政策「Fit India」がスタート。費用をかけずに楽しみながら運動と健康維持を日常生活への取り込みを推奨、プロッギングなどのイベントには3,500万人が参加。ジムや学校の閉鎖以降はオンラインイベントを多数開催し、国民のメンタルも含む心身ともに健康な状態をサポートしています。

日系企業も「未病」の普及に貢献しています。10年前は普及率1%にも満たなかったインドで、オムロンは電子血圧計の浸透に寄与。2018年には神奈川県がインド政府と未病改善で覚書を締結。2020年、NECは2月にビハール州と実証実験を実施。健康診断データに基づく糖尿病予備軍の発見だけでなく、基礎知識や予防医療の概念を含む健康教育を行いました。10月にはオリンパスが、がんの早期発見に役立つ内視鏡 AI 診断の医師への育成支援を開始。三井物産も出資するインド版Appleウォッチ「GOQii」は12月に医療機器認証を取得するなど、日系企業の存在も年々高まっています。

デジタルヘルスケアが日常となる中で、Zealthyは女性に特化したオンライン診療プラットフォームをスタート、チェンナイのAravind 眼科病院は遠隔で低コストのスクリーニング検査を提供するなど、専門化や差別化も進んでいます。一方で、すべてをデジタルで完結させるのではなく、オンラインと対面、双方の利点を提供するフィジタルヘルスケアも広がっています。Watch Your Healthとデリーの循環器内科クリニックMadhavbaugはAIとアーユルベーダを融合したフィジタルヘルスケアプラットフォームを開発。バンガロールの総合病院チェーンRxDxはテレメディシン・オンライン薬局・外来診療と訪問診療を組み合わせた包括的なフィジタル医療サービスを提供、地場TOI紙から受賞しています。

健康の重要性が再認識されている今、未病を目的としたヘルスケア市場は今年もさらに拡大する見込みです。インフラが未整備なインドでは、一気に最先端技術に到達するリープフロッグも多く起きており、ヘルスケアも例外ではありません。成長可能性が極めて高いインドのヘルスケア市場における事業開発、インフォブリッジがお手伝いいたします(もちろんヘルスケア以外でも!)是非お気軽にお問合せ下さい

※インフォブリッジでは、インドに関するお問い合わせを随時受け付けております。

インド関連の情報やビジネスについて、興味・質問のある方は、是非こちらよりお気軽にお問い合わせください!

■ インド日系企業関連ニュース

2020年12月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【12月11日】スズキ、ネットで自動車ローンの提供開始

【12月18日】ダイキンが地場社買収、現地生産さらに拡大

【12月29日】ホンダがインドに技研所員出向、現地の2輪ニーズきめ細かく吸い上げ

その他12月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インドテレメディシン市場―新型コロナによりテレメディシン普及が加速、政府もガイドライン設定など普及の後押しに貢献~

医師不足や遠隔地医療の充実を視野に展開されてきたテレメディシン。新型コロナウイルスの影響で、非接触の診断ニーズが高まり、大手私立病院や政府など、テレメディシンの浸透・普及に本腰。

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!