インフォブリッジ通信 Vol. 36
■インフォブリッジからのお知らせ
★アフターコロナのインド事業、考えませんか!?★
今月1日、インド政府は2021年度予算案を発表しました。過去最悪のマイナス成長からのV時回復を目指し、インフラ投資で景気を底上げします。インドでは世界に先駆けてワクチン接種が進んでおり、今後一層経済活発化が進む見込みです。
この商機を掴むためにも、インド事業に関するお問い合わせお待ちしております!
■ Pick UP! News
[インド不動のエンタメ、映画とチャイタイムはどう変わった!?最新エンタメ情報を現地よりお届け!]
インドのエンターテインメントといえば、昔から映画とクリケットが不動の地位を占めていました。映画の生産大国「ボリウッド」、人気俳優の最新映画が公開されれば映画館では歌って踊るお祭り騒ぎ。インド対パキスタンのクリケット試合の日には、TVの前から動かず「インド人が仕事をしない」と嘆く企業の声も多く聞かれました。しかしコロナ禍で映画館は閉鎖、スポーツ試合も中止。そんな状況で、新しく台頭したインドのエンタメ最新情報をお届けします。
世界を席巻したOTTサービスは、6億人のインターネットユーザーを抱えるインドでも急伸しています。Netflixのインド投資額は5億米ドル超、2020年のインドでの新規加入者数は930万人とも。公用語が22言語もあるインドでは英語やヒンディー語以外の地域言語のプラットフォームも多くあり、中小都市でのネット普及に伴いそのユーザー数も伸びています。Amazon Prime Videoは今年1月、月額89ルピーのモバイル専用視聴プランを開始。オンラインチケット予約プラットフォームのBook My Showは映画配給会社から買収したコンテンツをホストするインド初のストリーミングサービスBookMyShow Streamをローンチ。コンテンツの多様化やサービスの低価格化で、ますます勢いを増しています。
ゲーム機も注目されています。マイクロソフトはX boxを2020年11月にインドに投入、685米ドルのXシリーズの品薄が続いています。ソニーは先週Playstation 5を発売、価格は4万~5万ルピーと、インドのエンタメの中でも高額商品になります。2社の前世代モデルの販売台数は数十万台と発展途上ですが、まだ様々な屋外のエンタメが制限されている中、屋内の高級エンタメとして今後一層の拡大が期待されています。
インド人はチャイタイムなどを重視する「ソーシャルスナッカー」と言われてきましたが、コロナ禍でソーシャルディスタンスがニューノーマルに。米食品大手Mondelezの調査によると、家庭内または友人とオンラインでつながりながら「一緒におやつを作る」「特別な日を祝うためにスナックを食べる」といったスナックの体験共有が増えています。1日のスナック時間は世界平均15.5分に対しインドは22.6分となっており、オンラインという形でもスナックを通じて人とつながりたいという価値観は変わらないようです。
インド人の映画愛も根強く残ります。Netflix加入者の8割が毎週映画を視聴しているといいます。シネコントップのPVRは去年11月、映画館の貸し切りサービス「Private Screening」を開始。1,999ルピーからの価格設定で、巨大スクリーンに勝るエンタメ体験はない、とするインド人に人気となっています。
ニューノーマルで変わるサービス内容と変わらない価値観。エンタメ業界の最新情報をお届けしましたが、どの業界にも同じことが当てはまります。インド人の価値観にはまる新しい事業開発、
インフォブリッジがお手伝いいたします!是非お気軽にお問合せ下さい!
■ インド日系企業関連ニュース
2021年1月に発表されたインドにおける日系企業に
関する主なニュースは、
【1月4日】キリンHD、インドの新興ビールメーカーに少額出資
【1月20日】スズキ、インドで「ジムニー」生産 中南米などに輸出
【1月25日】富士フイルム、新興国で健診事業
その他1月のインド日系企業関連ニュースは、
→こちらをクリックしてご覧になってください!
上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。
■ 業界情報
~ステイホームで急増する需要に加え、新サービス・技術導入でユーザーの利便性も向上ーインド物流市場~
経済発展に伴う消費の増加に伴い、物流需要が増加してきたインド。近年ではECの浸透、ロックダウンによるオンラインショッピング需要増など、ラストマイル物流を含む物流全体への需要に加速がかかっている。消費者向け配送サービスプラットフォーム等、新たなサービスも登場し、利便性が加速、異業種連携などにより新たな配送ニーズにも応えている
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