■インフォブリッジからのお知らせ
★広島県Xインド共同ワークショップの企画・運営を行いました★
広島県がデジタルトランスフォーメーションを産業化することを目的に、ハイデラバードのスタートアップインキュベーション「T-HUB」と連携し、共同ワークショップ・プログラムを開催しました。インドの工学系学生700名を巻き込んだこのワークショップ・プログラムに、インフォブリッジは、企画・運営側として参加いたしました。
インドでのワークショップ・イノベーションプログラムなどをお考えの方、インフォブリッジがお手伝いします。お問い合わせお待ちしております!
■ Pick UP! News
[脱炭素の流れはインドにも。2050年のカーボンニュートラルに向け突き進むインド、日系企業の商機はどこに!?]
世界中で機運が高まっている脱炭素への動きは、インドも例外ではありません。今までも「2030年までに国内を走る全自動車を100%電動化する」、「2022年までに再生可能エネルギー発電容量を227GWまで増やす」など、野心的な対策を次々に打ち出してきました。
カーボンニュートラルの実現目標が日本は2050年、ライバル中国2060年であるのに対し、インドが2050年あるいは独立100年目となる2047年と、またもや野心的な目標で議論しているのには理由があります。EUがインドを国境炭素税の標的にする動きがあるためです。国内製造振興政策「Make in India」のもと、国際社会において中国に代わる製造輸出ハブとして地位を確立したいインドにとって、環境対策は喫緊の課題となっています。
しかし二酸化炭素排出量世界3位、石炭発電割合が6割超を占めるインドでは、高い目標設定に対し、実現が追いついていません。再エネ容量は目標227GWに対し、約6割の136GW(2020年11月時点)。EV四輪の年間販売台数は1万台にも届いていません。それでも、目標実現に向けた新たな動きがあるのもまた事実です。
今年1月、インド政府は4兆ルピーを投資するエコ石炭事業を発表。他国の多くが温暖化と大気汚染の原因として石炭の使用を避ける中、環境負荷の少ないエコ石炭を今後数十年間の主要エネルギー源とする計画です。2月には、デリーで独自のEV普及キャンペーン「Switch Delhi」が開始、充電ステーションやEVディーラー、補助金の情報提供などを行い、首都におけるEV導入を促進しています。
日系企業もインド各地で活躍しています。オリックスは地場再エネGreenkoに9.6億米ドルを出資。ラジャスタン州ではソーラーパネル清掃ロボットが試験導入され、バンガロールではアイシン精機がバイオエネルギーシステム普及に取り組んでいます。インドの再エネ産業には過去6年で640億米ドルの投資が行われましたが、モディ首相はさらに年間200億米ドルの投資が必要であると述べており、今後も国内外からの活発な投資が期待されます。
様々な課題を抱えるインドでは、リープフロッグが起きやすいと言われており、環境分野も然りです。世界共通の脱炭素という課題解決に向け、きっとインド独自の新しいソリューションが生まれるはずです。そこには日系企業がもつノウハウを使える余地が十分にあります。そのためには、インド独特の市場環境や商習慣への理解が不可欠です。こうした商機の発見、インフォブリッジがお手伝いいたします!是非お気軽にお問合せ下さい!
■ インド日系企業関連ニュース
2021年3月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、
【3月5日】パナソニック、イノベーション生み出す力をインドから–クロスボーダー事業開発
【3月15日】インドでエアコン部品増強 三光合成、輸入規制に商機
【3月31日】ブラザー工業、ベンガルールに工作機械の新ショールームが完成
その他3月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!
上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。
■ 業界情報
~インドのSDGsー世界の中でも課題が多く改善の余地が多く残されている中、日本企業との協力の方向性は~
2020年からの「行動の10年」、御社はどのようにSDGsを進めて/進めようとしていますか?インドのSDGsへの取り組みの方向性、CSR活動を通じた企業のSDGsへの取り組みなどを簡単にご紹介します
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