■インフォブリッジからのお知らせ
★インドの未来予測、お任せください★
先月、スズキがついにインド市場へのEV投入を発表しました。乗用車のシェアトップメーカーがイニシアチブをとることで、インドのEV化は加速が予想されます。去年7月には34年ぶりに教育方針が改定され、教育市場の大変革も予測されています。こうした動きを的確に読み解き、御社の事業商機の発掘をお手伝いします。お問い合わせお待ちしております!
■ Pick UP! News
[スポーツ弱小国からの脱却!東京五輪で活躍したインド勢、国内のスポーツ市場は急成長]
東京オリンピック、盛り上がりましたね。第二波が猛威を振るったインドでは、五輪開催を不安視する意見が多かった一方で、パンデミックの中での開催は組織力のある日本にしかできない、という期待の声もありました。インドからは、約120人の選手団が送り込まれました。今月のメルマガではインドのスポーツ関連の情報をお届けします。
インドのオリンピック初出場は1900年のパリ大会。東京五輪までのメダル獲得数は累計28個、金メダル9個のうち8個を含む11個がフィールドホッケーによるものです。インドではホッケー、クリケット、インド発祥のチームスポーツカバディなどが人気ですが、実はいずれも国技ではありません。インドスポーツ省は「全ての競技を公平に振興する」という宣言のもと、公式な国技は指定せず、スポーツ振興政策「Khelo India」のもと、全国で様々なスポーツ強化に取り組んでいます。
インドは女子バドミントンで、ロンドン、リオ、東京と3大会連続でメダルを獲得しています。インド映画の世界興収1位となった「ダンガル」は女子レスリングがテーマで、東京五輪では男子レスリングでメダルを獲得。女子重量挙げで銀メダリストとなったインド人選手が、好物のピザが生涯無料で食べ放題となったニュースや、男子やり投げでインド陸上初の金メダルをもたらしたニュースは、国内外で話題になりました。
誘致活動も積極的に行われています。2032年五輪誘致にはムンバイが参加、決定には至りませんでしたが、インド独立100周年となる2047年の翌年、2048年開催の五輪誘致に向け、デリーが意思表明をしています。成功すればインフラ開発も一気に進むとみられており、動向が注目されています。
スポーツ人気の高まりにより、国内外のスポーツメーカーはこぞってインド市場を開拓しています。日系ではアシックスがシューズを中心に販売。ムンバイマラソンの公式スポンサーを務め、ランニング、クリケット、テニス、バレーボール、バドミントンなどの分野でブランド強化を図ります。去年3月にはヘルスケアスタートアップに投資、インドの社会課題解決にも取り組んでいます。ヨネックスはインドでバドミントンラケットを製造、世界大会インドオープンも開催しておりその知名度は高いです。フランスのスポーツ用品小売大手Decathlonは2009年に進出、店舗数は80店舗を超えています。
インドは人口13億人にも関わらず、スポーツ分野での功績が少ないため「スポーツ弱小国」というレッテルを貼られてきました。学校でスポーツが積極的に行われておらず、体育の授業がある公立校は全体の63%。部活動も盛んでなく、適切な指導者の数も限られており、優秀なアスリートが育たないという現状がありました。しかし近年ではオリンピックを始めとする世界大会でのインド人選手の活躍、所得向上やスポーツ用品の普及により、子供たちのスポーツへの機運は高まっています。インドと日本に拠点を持つインフォブリッジは、こうした変化を現地から読み解き、御社の商機発掘、新規事業開発のお手伝いを行っています。是非お気軽にお問合せ下さい!
■ インド日系企業関連ニュース
2021年7月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、
【7月6日】三井住友FG、インドのノンバンク買収へ2200億円投資
【7月14日】「柿の種」がインドで売れている 仕掛けた亀田製菓のインド人副社長
【7月27日】香川大学発日系スタートアップが取り組んだインド企業との協業
その他7月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!
上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。
■ 業界情報
~インドのスポーツ用品市場ーインドのスポーツ用品は、グローバル市場向けの輸出が6割近くを占め、国民的スポーツであるクリケット以外にもさまざまな製品が国内生産されている。国を挙げての選手育成といったスポーツ振興も始まっている。~
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