インド進出を目指す企業のビジネスパートナー、マーケティングリサーチ&コンサルティングならインフォブリッジへEN

★スタートアップの上場バブル!世界から投資を集めるインドのユニコーンスタートアップ上場に日系企業参入の余地は?★インフォブリッジ通信Vol.44

■インフォブリッジからのお知らせ

ビジネスリモート支援サービス、お任せください★

インドのワクチン接種は進んでおり、1日の接種回数が1千万回を超えました。年内に国内の全成人の接種を完了させる計画で、先月には新規感染者数が3月以来の低水準となりました。多くの場面で経済は正常化しつつありますが、日印の往来には未だ制限が残るのも現状です。御社のインド事業を、弊社がリモートでお手伝いします。お問い合わせお待ちしております!

■ Pick UP! News

[スタートアップの上場バブル!世界から投資を集めるインドのユニコーンスタートアップ上場に日系企業参入の余地は?]

パンデミックで世界的に投資が落ち込む中、2020年のFDI(海外直接投資)で唯一インド13%と中国4%が前年比プラス成長を達成。ASEANが31%減だった一方で、インドは投資先としての強みを見せつけました。

デジタル分野のM&Aが活況となっており、世界3位のエコシステムを誇るスタートアップの台頭も顕著です。インドのスタートアップ市場には、2016年以降、年間100億米ドル以上の投資が行われてきました。2019年には過去最高の145億米ドルを記録、2020年は93億米ドルと落ち込んだものの、年間投資件数は1千件を超えています。インド企業への中国による投資制限が続くものの、今年に入ってもスタートアップの資金調達ラッシュは続いています。

中でも注目を集めているのはスタートアップによる新規株式公開(IPO)です。今までは国有企業や財閥、重厚長大産業が主役だったインド株式市場ですが、テックスタートアップ主導に変貌の兆しがあります。今年7月、フードデリバリーZomatoが初のユニコーン企業としてのIPOを実施しました。結果は、38倍の申し込み、上場初日の株価は一時80%上昇、13億米ドルと1年4ヶ月ぶりのIPO規模となり、華々しい上場デビューを収めました。この成功に続くべく、Paytmはインド最大規模と目される22億米ドルのIPOを申請、保険テックのPolicyBazaarは8億900万米ドルのIPOを申請しており、FlipkartもIPO間近とされています。

政府による規制緩和も進んでいます。2020年、スタートアップが自由に上場先を選べるよう規制が緩和され、海外市場への単独上場が可能となりました。有望なスタートアップには国内外から投資が集まる中で、スタートアップが投資元を選ぶ姿勢も強くなっています。これまでは日本企業による100万米ドル規模の資本業務提携等も受け入れられてきましたが、最近では、スタートアップ側にメリットがない限り、同水準の業務提携を行う場合は、倍以上の金額が要求されるようになっているといいます。

スタートアップへの出資は、金額の多寡に注目が集まりますが、利益だけでなく、インドの社会課題を解決するための技術に関われることも大きなメリットです。世界で機運が高まっているDX技術に強みをもつインドスタートアップも多く、アメリカ大手VCのTiger Globalは、リモートで地場企業と協働し、現地に行かずに2週間で出資を実行したといいます。インドで有望なスタートアップ発掘、スタートアップにもメリットを提示できるような新規事業開発、リモートでの事業支援など、是非お気軽にお問合せ下さい

■ インド日系企業関連ニュース

2021年8に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【8月10日】プログラミングのプロゲート、インド工科大に教材提供

【8月17日】オムロン、インドで高血圧遠隔診療 巨大市場データ活用

【8月24日】商船三井/インド・タタスティールと海上輸送のGHG削減で協業

その他8月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インドのスタートアップ投資。-世界3位のスタートアップ・エコシステムをもつインド。その投資額は500億米ドルを超えており、国内外からの大型投資も進んでいる。インド政府もスタートアップ投資にかけていた税制を一部撤廃するなどし、さらなる投資拡大を推進している~

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!