■インフォブリッジからのお知らせ
★インドでの販売支援、お任せください★
来月のディワリ商戦に向け、BtoB、BtoCともに消費は拡大傾向にあります。インドでの売り方、そもそも売れるのかどうかわからない、そんなお悩み解決をサポートします。テストマーケティングや販路開拓など、お問い合わせお待ちしております!
■ Pick UP! News
[世界が注目する新技術・水素。インドでの開発状況や普及具合を徹底解剖!]
世界が直面するエネルギー問題に対する有力な解決手段として注目されている水素。エネルギー効率が高く、利用時にCO2を排出しない水素エネルギーは、熱や電気、ロケットの燃料として幅広く利用されています。日本では水素・電池政策のもと、水素発電、燃料電池モビリティなどの導入が進んでいます。
新型コロナウイルスの打撃からの経済回復に伴い、電力需要が急増しているインドでは、石炭不足が深刻化しています。インドは電源構成の7割を石炭火力に頼っていますが、国内の石炭火力発電所のうち、約半数で石炭供給が2日以下とひっ迫しています。化石燃料依存からの脱却に向け、インドも水素開発を強化しています。
今年8月、モディ首相は国家政策「National Hydrogen Energy Mission」を発表しました。2050年までに世界で最も安価な水素生産国となる目標を掲げており、様々なプロジェクトが進行中です。国営発電公社NTPCは、観光地レーにインド初のグリーン水素燃料ステーション設置に向けた入札を実施。2年後をめどに製油所や肥料メーカーなどの一部産業界にグリーン水素の生産または調達を義務づける方針も検討されています。
今年6月、地場Tataモーターズはインド石油公社(IOC)から水素燃料電池バス15台を受注。地場M&Mも2020年10月に水素燃料電池車(FCV)の走行実験を成功させており、商品化が待たれます。先月にはFCVの生産能力拡大を目指しPLIの補助金予算が承認されており、市場は今後も拡大していく見込みです。
日本とインドとの水素市場への取り組みは2年前に遡ります。2019年2月、日印初となる水素・燃料電池に関するワークショップが開催。今年4月には水素をテーマにした日印オンライン会議が実施され、産学での意見交換や事例紹介が定期的に行われています。
インドの水素政策にはノルウェーがパートナー国として参画しており、先月にはアメリカの再エネ企業がインド初のグリーン水素電気分解ユニットをバンガロールで稼働させています。地場メーカーによるFCV開発、欧米企業による官民での市場参入が進む中で、高い技術力をもつ日系企業の参入も大いに期待出来ます。先行事例が少ない新しい市場への参入にはリスクも伴う一方で、先発優位のメリットもあります。インド政府政策や市場概況調査、参入方法の検討や新規事業開発など、是非お気軽にお問合せ下さい!
■ インド日系企業関連ニュース
2021年9月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、
【9月21日】アカツキ、インドに子会社 日本キャラのグッズ展開
【9月27日】静岡の木村鋳造所、インドで人材育成 訓練校に技術供与
【9月29日】義足製造販売のインスタリム、インド市場に参入
その他9月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!
上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。
■ 業界情報
~インドの富裕層市場-100億ルピー超の資産を持つインド人は初めて1,000人を超え、その総資産額は昨年の1.5倍に増加。パンデミック以前の伸びから比べても急伸長している。一方で、高級ブランド品のオンラインショッピング、より安全性を重視した住宅の購入、国内ブランド回帰など、パンデミックで変化した購買活動もある。~
詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!