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★大気汚染で首都がロックダウン!?空気の浄化に様々な最新技術が活躍中!★インフォブリッジ通信Vol.47

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■ Pick UP! News

[大気汚染で首都がロックダウン!?空気の浄化に様々な最新技術が活躍中!]

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2度のロックダウンに踏み切ったインド。先月デリー政府は大気汚染を理由にロックダウンを実施する可能性があると発表し、公立校閉鎖、建設作業と火力発電所の一部運転が停止、トラックなどの車両通行止めといった措置がとられました。

ニューデリーを含むインド北部は例年10-11月頃から、農地での野焼き、ヒンドゥー教の新年を祝う「ディワリ」の花火や爆竹などに伴い大気汚染が悪化します。強い風が吹かず空気が循環しないため、冬の間は汚染物質が滞留、空気質は1日息をするだけで20本のたばこを吸うのに等しいという専門家もいます。2010年代前半は政府も大気汚染への危機感は低く、マスクを着用するインド人は珍しかったものの、2016年のデリー首相の「デリーはガス室」発言以降、学校の休校や自家用車走行規制「奇数偶数番号制」導入など、様々な施策が行われてきました。今年8月には、総額200万米ドルが投資され巨大空気清浄設備「スモッグタワー」が稼働しています。

民間企業の取り組みも活発です。A2Pエネルギーソリューションは、野焼きされている藁を農家から買い取り、燃料などに加工、農家も環境も守る事業を展開しています。デリーのスタートアップPerSapienが開発した車内空気清浄フィルターAirlensは、2分で車内の空気質をWHO基準まで改善出来るといいます。

日本も官民協働で取り組んでいます。2018年には在インド大使館が主導する大気汚染改善のための「ブルー・スカイ協力」が開始、火力発電所やごみ焼却発電プラントに日系技術が導入されています。リバネスは地場スタートアップと提携し、大気汚染問題を解決するための技術系インキュベーターを設立。日系メーカーの空気清浄機の販売も好調です。

パンデミックで健康に対する重要性が再認識されている中で、インドの大気汚染対策は急務となっています。公害対策でノウハウや技術をもつ日系企業の商機は必ずあるのではないでしょうか。御社のインド事業支援やインドのパートナー探索など、是非お気軽にお問合せ下さい

■ インド日系企業関連ニュース

2021年11月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【11月1日】ホンダがインドで電動三輪タクシー、エンジン車より安く、走行距離は気にならない

【11月4日】三井物産、高温のインドで冷蔵・冷凍品輸送事業参入へ…日本の店舗拡大を支援

【11月18日】クボタ、インド農機大手を買収 1400億円で

その他11月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インドのEV普及促進のカギとなるか―交換式バッテリーの可能性が注目~COP26にて、モディ首相は2070年までに排出量ネットゼロを宣言。インドのモビリティの大多数を占める二輪車のEV化への促進にも拍車がかかっている。インド政府はEV二輪普及促進策を、矢継ぎ早に発表・実践するとともに、本体価格の低減策の一つとして、交換式バッテリーの可能性が注目され、様々な取り組みが始まっている。~

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!