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★食に保守的なインド人が変わる!?緑茶、代替肉、オーガニックなど、インドでも健康食品のブームが到来!★インフォブリッジ通信 Vol. 50

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■ Pick UP! News

[食に保守的なインド人が変わる!?緑茶、代替肉、オーガニックなど、インドでも健康食品のブームが到来!]

糖尿病や高血圧、肥満といった生活習慣病が蔓延するインドでは、健康大国を目指し中央政府が健康増進政策「Fit India」を推進しています。パンデミックの影響で、免疫力向上や健康維持の概念が民間に普及してきており、日系企業も進出しつつある医療機器やAI技術を用いた早期発見や健康管理分野でのヘルスケア市場も成長しつつあります。

パンデミックはまた、インド人の食の概念も変えつつあります。2020年の第1波では、オリーブオイルや栄養補助食品といった高付加価値食品の売上が前年比20~40%増で伸びました。また、インド人が食べるもの、店頭に並ぶ食品にも広がりが出てきています。例えば、欧米を中心に消費が増加している植物性代替肉ブランドには、クリケット選手やボリウッド俳優など、インド人セレブリティの投資が集まっています。インドのドミノピザは「The Unthinkable Pizza」を、コンビニチェーン24Seven「Plant Based Hotdogs」を、ファミリーレストランチェーンHaldiram’sは「Keema Pao&Samosa」を発売するなど、ファストフードや中間層市場にも植物性代替肉使用の流れがみてとれます。

ブロッコリーやセロリといった栄養価が高いエキゾチック野菜・果実の需要も高まっており、生産品を切り替える農家も増えています。日系オーガニック野菜スタートアップや、インドのキノコ農家に栽培技術を提供する日系企業も活躍中です。国内消費量が減少する日本茶を、健康志向が高まるインドに売り込む日系企業もいます。日系以外にも、プロテイン大手の米Optimum Nutritionはインド第1工場を建設中など、幅広い分野での投資が広がっています。

インドの食品規制当局FSSAIは2021年9月、ヴィーガン食品に適用する新しいロゴを発表、ヴィーガン食品の選択を容易にし、市場の成長を後押しします。さらに非健康食品に対する税率変更も検討されています。現行のGST税率はブランド食品12%、アンブランド食品5%となっていますが、脂質・糖質・塩分が高い食品に対しては、タバコと同様28%の適用、さらに摂取を抑制するために製品包装に健康被害の注意喚起の記載を求める声も出てきています。

インドにおける消費者の購買動機や心理は、大きく変化しています。便利さだけではなく、持続可能性も求められる現代において、従来とは異なる視点やビジネスモデルが必要となっています。その追求には、インドにおける知見やネットワークが不可欠です。御社のインド事業支援やインドのパートナー探索など、是非お気軽にお問合せ下さい

■ インド日系企業関連ニュース

2022年2月に発表されたインドにおける日系企業に

関する主なニュースは、

【2月14日】インドのクリーン自動車優遇計画、スズキなど20社選定

【2月19日】海外で大人気、インド版「忍者ハットリくん」が無料公開へ

【2月25日】ホシザキ、インドにおける環境配慮型新製品の販売開始

その他2月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

■ 業界情報

~インドアーユルヴェーダ市場―免疫力向上需要から大きく成長中~伝統医療としてインドに根付いているアーユルヴェーダが、世界的なパンデミックの影響による免疫力向上や健康への意識・志向の高まりとともに、改めて関心を集めており、日本を含む海外からも注目を浴びている。西洋医学との融合やモバイルアプリによる日常生活への導入など、新たな動きも出てきている。

詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!