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★インドでも韓国コスメブーム?急成長する化粧品市場の実態はいかに★ インフォブリッジ通信 Vol. 69

Published on
Nov 9, 2023

■インフォブリッジからのお知らせ

インドでは、ヒンドゥー教の新年を祝う「ディワリ」に向け、
自動車や家電製品など様々な市場における購買活動が活発になります。
各社が需要取り込みに向け多様な施策を打ち出す中で、今年のディワリ商戦の動向に要注目です。

 

■ Pick UP! News 


韓国ドラマやK-POPの世界的な大流行に伴い、インドでも韓国文化のブームが到来しています。ユーロモニターインターナショナルによると、そのブームの原動力となったのは、コロナ禍においてインドの人々が家で「愛の不時着」「梨泰院クラス」などの韓国ドラマや、BTSなどのK-POPアイドルを見る時間の増加があると言います。韓国文化の中では特にコスメが女性消費者の関心を引いており、それとともにインドの美容市場も変化しています。例えば、「Peaches & Cream」や「Belle Vous」といった韓国ブランド化粧品をインドで購入できるECも登場しており、韓国コスメとのタッチポイントが広がっています。

[写真:ニューデリーのモールにあるInnisfreeの店舗とK-POPアイドル]

 

インドの化粧品市場規模は2022年には178億7,000万ドル、2026年には年平均成長率16.39%で327億9000万ドルに成長すると予測されています。この成長の背景には働く女性の増加だけでなく、SNSを通じて世界のトレンドにアクセスする機会が増えたこと、ECサイトや実店舗での販売網拡大などが挙げられます。実際に、ショッピングモールで目にすることの多いインドの美容通販サイト「Nykaa」のオフラインストアや韓国コスメを取り扱う販売店は、連日多くの人でにぎわっています。
 

[写真:インド初美容通販サイト「Nykka」の店舗]

 

また、インドではアーユルヴェーダ製品が人気で、その1つである「Himalaya」は年齢幅広く愛されています。このようなアーユルヴェーダコスメと同じように自然由来成分を豊富に取り入れている韓国化粧品との類似性から、インド市場で受け入れられやすいと考えられます。


加えて、日韓交流など組織が韓国製品に触れる機会を創出する動きもあります。8月26-27日にはグルガオンのアンビエンスモールで、インドと韓国の外交50周年を記念した 「Korean Culture & Tourism Festival 2023」が開催されました。イベントでは、ステージでの韓国の文化やパフォーマンスの披露があり、美容・韓国料理などのブースが出展していました。中でも先述の「Innisfree」などの化粧品のブースにはインドの女性たちが興味津々で商品を手に取っている様子が見られました。このようなイベントもブームを後押ししていると見受けられます。

 
インフォブリッジでは、このような現地での店舗観察や様々な分野での市場調査の実施を通して、インド進出のサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。

 

■インド日系企業関連ニュース

2023年9月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、

【9月4日】住友化学、インドの農業資材企業を買収

【9月14日】資生堂がインドに本格参入、高級ブランド投入で年内14店舗オープン

【9月30日】ポケモン、インド市場ゲットだぜ!「GO」にヒンディー語

その他9月のインド日系企業関連ニュースは、→こちらをクリックしてご覧になってください!

上記以外にも、多数ニュース記事を紹介しております。

 

■ 業界情報

今月号のメルマガでも取り上げたように、インドにおける韓国コスメへの関心度が高まっているが、韓国コスメだけにとどまらず、ここ数年、インドの美容市場は大きく変容を遂げている。詳細情報はこちらのコラムをどうぞ!

 

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