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■ Pick UP! News
まだ夏の暑さが残るインド。日本人の若者とインド人の若者が熱いアイデアソンを繰り広げました。今回はそのアイデアソンの企画から当日までの様子を少し紹介したいと思います。
日印国交樹立70周年を記念して、インドでは様々な行事が行われています。その中で「青年交流事業
プロジェクト」としてデリー・アグラ・ラクナウ・アラハバード・ヴァラナシと5都市を旅しながらアイデアソンが行われました。プロジェクト名は「Hack The Innovative Future」。未来を切り開くイメージを元に名づけられたのです。
インドから4270人以上・日本から628人以上から応募があり、選考の結果、日印から20名ずつのメンバーが参加し、インド人2名+日本人2名で1チームの計10チームで編成されました。
デリーでは、インドで活躍する日本やインドの大企業やインド発ベンチャー企業を訪問し、規模感や勢いを目の当たりにしました。実際に課題を解決している例を見る機会にもなりました。
アグラでは、インド4人1組・日本4人1組のチームをつくり自国の歴史紹介プレゼンを行いました。単に歴史の事象を紹介するのではなく、文化の紹介など多様な側面を学びあいました。その後、アグラフォートやタージマハルを訪れ、インドの歴史を深く理解する機会となりました。
ラクナウでは、セミナーでその発展過程を知り、ブリティッシュレジデンシーで独立の歴史を学び、モールで現代の生活を想像し、今の街が形成される背景を学ぶことができました。
アラハバードでは、日本の有機農業や食品加工を行っているマキノスクールを訪問。実際に働いている人の話や農業の現状を知り、学生からも活発な質問が飛び交いました。
ヴァラナシに着くと、いよいよ企画も終盤です。場所はヴァラナシ国際協力・コンベンションセンター。日本が大きな貢献をした施設で、日印の未来への想いが詰まっています。
アイデアをディスカッションする中で、参加者がはじめは言語に戸惑いつつも翻訳機を使ったり友人の力を借りたり、時にうまく自分の気持ちを表現できない自分を責めて悩みつつ、それでも言語の壁を超えてディスカッションを重ねていく姿に、ウルっとくるものがありました。数日間を共に過ごし、切磋琢磨しながら出来た絆は一生の宝物でしょう。
出てきたアイデアは、インドの課題だけではなく日本の課題も解決するものや、日本の強みを活かしてインドで展開を試みるものなど、日印の繋がりが見えるプレゼン内容が印象的でした。
今回生まれたアイデアが日印の未来に繋がるかは未知数ですが、アイデアソンの経験により、各自の心の中に日印の架け橋がかかったのではないでしょうか。そんなことを願いつつ、見送った彼らの笑顔に輝かしい未来を見た気がします。
インフォブリッジでは調査だけではなく「Hack TheInnovative Future」のように様々な企画・プロジェクト運営も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
2022年9月に発表されたインドにおける日系企業に関する主なニュースは、
【9月8日】インド経営大学院と協定 スズキ、事業戦略など研究
【9月21日】三菱UFJ、インド支店を増資 540億円、貸し出し需要に対応
【9月26日】インドユニクロが初の黒字化 進出3年で達成、月内に8店舗目
インドのコワーキングスペース事情~コワーキングスペースが、大都市部を中心に急伸長している。ロックダウンの影響で、リモートワークにせざるを得なくなった環境から、その利点が再評価され、一般化が進んでいる。ITエンジニアなどの優秀な人材を確保するため、給与だけでなく、柔軟な働き方の提供も必須となり、さらに物価や賃料の安い中小規模都市へもその市場は大きく拡大している。